アートメイク1回目が消える4つの理由|定着させるためのコツとは
アートメイクの1回目が消えると知って、「長持ちするんじゃないの?」「施術料は安くないし、消えるならやめておこうかな…」と始める前から不安が募りますよね。
アートメイクの1回目がある程度消えるのは一般的な経過で、その主な理由は、身体の性質とアートメイクの特性にあります。
本記事では、アートメイク1回目が消える理由に加えて、アートメイクを長持ちさせるコツを解説します。
アートメイクの1回目がすぐに消える4つの理由

ここでは、なぜアートメイク1回目が消えるのかその理由を4つ解説します。
色素を異物と判断するから
人間の身体は異物が入ってくると、異物を体外に出そうとする性質を持っており、皮膚にもその性質があります。
この身体の機能が働き、アートメイクの色素を異物と判断して早く体外に排出しようとしてしまうことが、1回目のアートメイクが消えやすい理由の1つです。
2回目の施術では、1度体内に入ってきたことがあるアートメイクの色素を異物とは判断しません。その結果、色素が定着しやすく2〜3年ほど持続するようになります。
ターンオーバーによって薄くなるから
ターンオーバーとは古い皮膚が剥がれ、新しい皮膚が再生されることです。人間の皮膚は約1か月ごとにターンオーバーを繰り返しています。
アートメイクは、このターンオーバーの影響を受ける基底層(表皮の1番下)に色素を入れます。
ターンオーバーによって、新しい皮膚を再生するために基底層が押し上げられ、古い皮膚と一緒に1回目のアートメイクが落ちてしまいます。
1回目は薄く・細く施術するから
アートメイクは2回目以降の施術で完成させることを前提としており、1回目は理想の眉に仕上げるための下地作りの目的があります。
2回目の施術で濃い色素を薄く、太いデザインを細くといった修正ができないため、1回目の施術は希望の仕上がりより、薄く・細く施術するのが一般的です。
そのため、「思ったよりも薄い」「すぐに消えてしまった」と感じる場合があります。
アフターケアができていなかったから
施術後はしっかり色素が定着しておらず、施術部位は傷が塞がっていない状態です。そのため、アフターケアができていないと、消えたり薄くなる原因へとつながります。
特に1回目は色素が定着しにくいため、クリニックが処方する軟膏を適切に使用しなかったり、施術部位を濡らしたりしてしまうと、色素が流れてしまいかねません。
他にも施術部位へのメイクや汗をかきやすい行為などは、色素定着に影響するため1〜2週間は避ける必要があります。
アートメイク1回目の定着率と消えるまでの期間

アートメイク1回目の定着率は30%〜60%程度です。1か月ぐらいかけて定着しなかった部分が徐々に消えていきます。
「思っていたよりも消える」と感じるかもしれませんが、1回目は基本的には消えやすいものです。
理想とするアートメイクに仕上げるためには、「2回目も含めて1セット」を念頭に置いておきましょう。
1回目のアートメイクを定着させるためには2回目が必要

1回目は下地作りのため、理想的な眉・アイライン・リップを作るには2回目が必要です。2回目を受けることで以下のメリットが得られます。
・微調整をして理想の形に整う
・色をムラなく定着させる
・皮膚が色素に慣れて定着率が上がり、アートメイクを長く保てる
2回目を受けるタイミングは、1回目のおよそ1か月後が目安です。その頃になると1回目の色素が安定するため、定着の具合を確認してより理想のアートメイクへと近づけます。
2回目のタイミングとして適した日を逃してしまうと、色素を入れても定着しづらくなり、思っているような仕上がりにならない可能性があります。
アートメイクを受ける際には、2回目のスケジュールまで計画して、なるべく予定通りに行けるようにしておきましょう。
アートメイクは2回目以降も消える?

アートメイクは、2回目を受けても永久に残るものではありません。1度目の施術よりも色素の定着期間は長くなりますが、徐々に薄くなっていきます。
2回目のアートメイク後は、おおよそ以下の期間を保つことが可能です。
・眉:半年~2年程度(施術の方法によっては1年半程度)
・アイライン:2年程度
・リップ:2〜3年程度
アートメイクが永久的に残るものではなく徐々に薄くなっていくのは、後にデザインの変更ができるようにするためです。
どうしても加齢に伴い皮膚のたるみがでてきたり、お顔に変化が現れるため、昔入れたアートメイクが数年後の自分のお顔にも似合うとは限りません。
色素が薄くなった時のお顔や流行に合わせて、アートメイクのデザインを変更できるようにするために、アートメイクは色素を皮膚の浅い部分に注入します。
アートメイクを長持ちさせるためのコツ

せっかくアートメイクを受けるからには、できるだけ長持ちさせたいですよね。
以下では、これからアートメイクを受ける方へ長持ちさせるためのコツを5つご紹介します。
施術部位を必要以上に触らない
施術後2〜3日ほど経つと、傷口にかさぶたができはじめ、痒みが発生します。
しかし、掻いたり気になって触ったりすると、かさぶたが無理に剥がれてしまい、かさぶたと一緒に色素が剥がれてしまいます。
痒くなった場合はワセリンを塗ったり、タオルで巻いた保冷剤で冷やしたりして、皮膚を落ち着かせましょう。
丁寧に保湿する
施術後1週間程度は処方された軟膏で保湿し、乾燥や汚れ、雑菌の侵入を防ぐことが大切です。
アートメイクは専用のハリで色素を注入するため、施術後は細かい傷ができています。
かさぶたができ、傷口が塞がるまでは色素が出やすい状態のため、流れないようにするためにも保湿が必要です。
紫外線対策をする
紫外線は皮膚にダメージを与えます。特に施術後の回復期間は肌バリアの低下でよりダメージを受けやすい状態です。
皮膚はダメージを受けると回復するためにターンオーバーのサイクルを早めようとします。ターンオーバーが早まると、色素の排出も早まってしまうため、紫外線はなるべく避けましょう。
施術後すぐは施術部位に日焼け止めが塗れません。UVカットができる日傘やサングラスなど、紫外線対策グッズを活用してください。
代謝をあげる行為を控える
激しい運動やサウナなど汗をかいて代謝を上げる行為は身体に様々なメリットがあります。
しかし、施術後1週間程度はターンオーバーのサイクルを早めてしまうため、控えるのがおすすめです。
また、肌を整える方法としてピーリングがあります。ピーリングもターンオーバーのサイクルを早めてしまう原因になるため、最低2週間は控えましょう。
定期的にリタッチを受ける
アートメイクは永久的なものではないため、定期的なリタッチで理想のアートメイクを維持するのが基本です。
定期的にリタッチを受けることで、色や形の修正、変更が可能になり、アートメイクを綺麗な状態で長く保てます。
リタッチは、薄くなってきたなど、気になることがあれば受けるのがおすすめです。1年に1回を目安にリタッチを検討しましょう。
アートメイクは2回以上受けて色素を定着させることが大事
アートメイクの1回目が消えるのは通常の経過です。アートメイクは2回で1セットが基本で、2回以上受けると身体が色素に慣れてより定着しやすくなります。
アートメイクはメイク時間を削減したり、プールや海に行ってメイクが落ちてすっぴんになっても自信が持てたりと、様々なメリットがあります。夏のアクティビティや、彼とのお泊まりデートに向けてアートメイクを始めてみませんか?
アートメイクをしてみたい気持ちはあっても、初めての場合は不安な気持ちの方が大きいですよね。まずは1度クリニックで話を聞いてみるのがおすすめです。
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