【部位別】アートメイクの経過はどんな感じ?翌日の仕事への影響

2025/7/9

「アートメイクがなんだか濃い気がするけれど、これって通常の経過なの?」

 

「仕事やプライベートに支障が出たら困るから、今後どんな症状が出るのか知っておきたい」

 

自身のアートメイクの経過が一般的なものかどうか判断できないと、失敗かもしれない、何か異常があるかもしれないと不安に感じてしまいますよね。

 

また、経過をよく知らず、ダウンタイムの赤みや腫れが出ているタイミングで大事な予定を入れてしまって後悔するなんてことも…。

 

本記事では、眉毛・リップ・アイラインの部位別にアートメイクの経過を解説します。

 

眉毛アートメイクの経過

眉毛アートメイクがどのような経過を辿っていくのか解説します。

 

どのタイミングで、どのような症状が出るのかを理解し、スケジュールを立てる際に役立てましょう。

【ダウンタイム中】施術当日

施術当日は、以下のような症状が出現する可能性がございます。

  • 赤み
  • 腫れ
  • じんじんとした痛み
  • 微量の出血
  • 浸出液が出る

 

じんじんとした痛みは数時間程度でおさまります。我慢できない場合は、濡れないように注意しながら、タオルを巻いた保冷剤で冷やしましょう。

 

施術直後から色味が濃く出始めますが、通常の経過であるため心配ありません。

 

施術後24時間は色素が抜けてしまわないように、眉毛をこすったり、洗顔したりするのは控えましょう。清潔に保ち、処方されたクリームを塗って保湿することが大切です。

 

また、色素を早く体外に排出してしまう要因となるため、以下の行動は控えましょう。

 

  • 汗をかくような運動
  • 入浴
  • サウナ
  • 飲酒
  • レチノール等のピーリング効果のある美容液や洗顔料の使用

 

【ダウンタイム中】2日〜3日目

施術後2日〜3日目にも腫れが持続している場合があります。また、かさぶたができ始め、それに伴いかゆみを感じる方もいます。色味については1番濃く感じられる、可能性がございます。

 

かさぶたは自然と剥がれてくるまで、そのままにしておきましょう。無理に剥がしてしまうと、皮膚が傷ついてしまったり、色素の定着が悪くなったりしてしまいます。

 

かゆみが我慢できない時は、眉毛を冷やしたり、処方されたクリームを塗ってかゆみを抑えましょう。

 

施術日よりもさらに色味が濃く感じる時期ですが、一時的なものです。次第に薄くなってきます。

 

施術後2〜3日目も、丁寧なアフターケアが大切です。洗顔時に眉毛を必要以上にこすらないよう注意しましょう。眉毛のメイクも1週間は避けてください。

 

温泉やプールなど雑菌が多い場所での入浴や入水は、感染予防・色落ち防止のため2週間は控えることをおすすめします。

 

【ダウンタイム中】1週間後

施術後1週間すると、かさぶたが自然と剥がれ、痒みも軽減されてきます。

 

眉毛の色味は虫食いのようにまばらになり、落ち着いてくるのが特徴です。施術後よりも薄くなったと感じることがあります。

 

引き続き、温泉やプールでの入浴や入水は控えてください。

 

【2回目施術前】1か月半〜3か月後

1回目の施術から1か月以上経つと、赤みや腫れといった症状はなくなります。色味は肌に自然と馴染んできて、ほぼ完成の状態です。

 

紫外線予防をして、色素の変色や色褪せが起きないように気をつけましょう。

 

アートメイクは1回では完成しません。1回目の施術はムラを感じやすく、2回目の施術で抜けた色を補正したり、デザインを調整して理想の眉毛へと近づけます。

 

1回目の施術でできた傷が完治し、肌が安定した状態に戻ったら2回目の施術を受けましょう。

 

2回目以降も、ダウンタイム中は同じような経過を辿ります。

 

1〜3年後

一般的にアートメイクの持続期間は1〜3年程度です。アートメイクは皮膚の浅い部分に色素を注入するため、肌のターンオーバーで徐々に薄くなっていきます。

 

綺麗なアートメイクを維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。1〜3年後の薄くなった時点でメンテナンスを検討しましょう。

 

また、アートメイクが持続する期間は、ダウンタイム期間中のアフターケアの仕方や、生活習慣などによっても異なります。たとえば、スポーツをする習慣がある方は色素が早く抜けてしまい、1年程度しか持たない場合があります。

 

1年後のアートメイクでどの程度色が残っているかについては、下記の動画でも解説しています。併せてご覧ください。

>>【眉アートメイクの1年後】色はどれくらい落ちた?色残りやメンテナンス方法について解説します!

 

リップアートメイクの経過

リップアートメイクの施術当日は、完成形の色味よりも思った以上に濃い色がつきます。

 

一般的な症状なので問題ありません。色味は徐々に薄くなっていきます。

 

また、ぷっくりと腫れる場合があります。症状が悪化しないよう、熱いものや辛いものを食べるのはやめましょう。加えて、唇に直接食べ物が触れないよう注意が必要です。飲み物はストローを使用しましょう。

 

施術後3日以降には、唇の皮がむけ始め、まだら模様に見える場合があります。皮がむけてきても自分で無理に剥がすのはやめましょう。自然にむけてくるのを待ち、クリニックで処方された軟膏でしっかり保湿してください。

 

約1週間で腫れや皮むけも落ち着き、完成形に近いリップになります。

 

1か月程度したら2回目の施術を検討するタイミングです。リップアートメイクも、しっかり定着させるために2〜3回施術が必要です。色素の定着具合に合わせて色味を調整します。

 

リップアートメイクの持続期間は半年〜2年ほどです。徐々に薄くなっていくため、色が薄くなってきたらリタッチを受けましょう。

 

アイラインアートメイクの経過

アイラインアートメイクは、施術当日〜翌日にかけて目の周りに以下のような症状が現れます。

 

  • 腫れ
  • むくみ
  • 目やにの出現
  • ひりつき

 

施術当日は枕を高めにして寝ることで腫れが引きやすくなります。

 

洗顔の際には、目元をこすらないように注意しましょう。

 

コンタクトレンズは施術翌日から使用可能です。目薬は施術当日から使用できますが、抗菌薬や刺激の少ない目薬を選びましょう。

 

痛みや腫れは約3、4日程度で徐々に引いてきます。3、4日程度経つと、かさぶたもでき始め、より色が濃くなったと感じます。

 

かさぶたは約1週間程度で自然と取れ始めるため、無理に剥がさないようにしましょう。色味も施術後1週間程度で落ち着きます。

 

アートメイクのダウンタイム経過中にやってはいけないこと

アートメイクのダウンタイムは約1週間です。ダウンタイム中の過ごし方で、アートメイクの色持ちが違います。

 

以下では、アートメイクのダウンタイム中にやってはいけないことを解説します。

 

アフターケアを怠る

ダウンタイム中は色素を定着させ、感染を引き起こさないためにも、アフターケアを怠ってはいけません。

 

施術後は必要以上に施術箇所に触れないようにしましょう。クリニックから処方されたクリームを塗って保湿してください。保湿は、色素の定着や感染の予防をサポートするだけでなく、乾燥による痒みを軽減する役割があります。

 

クリームの使用量や塗る頻度、塗り方は、クリニックで丁寧に指導してもらえます。

 

傷が治る過程でできるかさぶたは、無理に剥がさず、自然と剥がれるのを待ってください。無理に剥がすと、色素の定着が悪くなってしまいます。

 

アートメイク後は、クリニックから指示されたアフターケアの方法をしっかり守りましょう。

 

洗顔

アートメイク後24時間は、施術部位への洗顔は避けましょう。

 

アートメイクは皮膚に直接針をさして色素を注入しているため、肌に小さな傷跡ができている状態です。

 

色素が定着していない状態で水に濡れてしまうと、色素が流れ出てしまいます。加えて、施術部位に触れることで傷口から菌が入ってしまい、感染症を引き起こしかねません。

 

もし洗顔してしまったら、ティッシュや柔らかいタオルで優しく拭き取って、クリームで保湿しましょう。痛みや炎症が出てきた時には、クリニックに相談してください。

 

化粧

施術後1週間は、施術部位への化粧はNGです。施術部位を刺激してしまったり、傷口から菌が入ってしまったりすることが原因で、傷口の治りが悪くなってしまいます。

 

施術部位以外への化粧は問題ありません。ただし、化粧を落とす際に施術部位にクレンジングが触れてしまわないよう注意が必要です。

 

化粧を落とす際には、拭き取りタイプのクレンジングシートの使用をおすすめします。

 

代謝をあげる行為

代謝があがることで、肌のターンオーバーが促進され、色素が早く抜けてしまう可能性があります。ダウンタイム中は、以下のような代謝をあげる行為は控えましょう。

 

  • 激しい運動
  • 長時間の入浴
  • サウナ
  • 温泉
  • プール
  • 飲酒

 

また、血行が良くなることで、施術部位の痛みや赤みがひどくなるリスクがあります。

 

温泉やサウナなど不特定多数の人が利用する場所は、傷口から菌が侵入する危険性が高まります。

 

色素の定着を妨げたり、肌トラブルを引き起こしたりしないためにも、施術後2週間はできるだけ、代謝をあげる行為は控えてください。

 

紫外線を浴びる

紫外線は色素の変色や色褪せを引き起こす原因です。ダウンタイム期間のみならず、アートメイク後は紫外線対策を徹底し、施術部位に紫外線があたらないようにしましょう。

 

施術部位の日焼け止め塗布は、施術後1週間が経過するまで使用できません。つばの大きな帽子や日傘を活用して紫外線対策を徹底してください。 

 

アートメイクの翌日から仕事に行ってもいいの?

アートメイクの翌日から仕事に行くことは可能です。

 

ただし、アートメイク後には約1週間のダウンタイムがあり、腫れや赤みなどの症状が出現する可能性がございます。さらに、ダウンタイム中は化粧ができません。

 

人前に出るようなお仕事で見た目が気になる場合は、お休みを取っておくと安心です。

 

水に濡れたり、日焼けしてしまうようなお仕事の場合も、色素の定着に影響を与えてしまうため、お休みを検討してください。

 

ダウンタイム中に濃くなったアートメイクを隠したい場合には、他のメイクを濃くしたり、フレームのあるメガネをかけたりして、アートメイクを施した箇所とのバランスをとるのがおすすめです。

 

施術後1週間は化粧ができないからと、コンシーラー等で隠したりするのはやめてください。また、眉毛のアートメイクを前髪で隠す方法もありますが、感染のリスクがあるため、できるだけ眉毛に前髪が触れないことが理想です。

 

アートメイクの経過で気になることはクリニックに相談しよう

アートメイク施術後は、腫れや赤みの症状が出たり、一時的に濃くなったりとさまざまな症状が現れます。

 

今回解説した経過はあくまでも一般的なもので、腫れや痛みがどのくらい続くのか、かさぶたがいつ剥げれ落ちるのかは人によってさまざまです。

 

アートメイクの経過で不安なことがあれば、クリニックに相談しましょう。

 

FIRST ARTMAKEは、全アーティストが看護師資格を保有するアートメイク専門のクリニックです。弊社が運営するスクールを卒業し、高い技術力と対応力を認められたアーティストのみが在籍しています。

 

知識・技術力ともに高く、症例数も豊富です。

 

他院で実施したアートメイクのご相談もお受けしています。まずはお気軽のご相談ください。

>>FIRST ARTMAKEサイト

この記事を書いた人

田中瞳が所属する
医療アートメイク院

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